『野鳥写真を楽しむ集い 第4回 写真展』のお知らせ
Category : 《参考》
早いもので、第4回!w
個人的な出典枚数は、A2(2枚)、B3(2枚)およびA3(6枚)の計10枚で、野鳥の種別は、アオバズク、コウノトリ、サンコウチョウ、チョウゲンボウ、ヤイロチョウです。
開催場所 : 秋川渓谷 瀬音の湯
休館日 : 9月10日
駐車場 : 135台(無料)
開催日時 : 2024年9月4日~9月29日
出展人数 : 9
総出展数 : 52
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早いもので、第4回!w
個人的な出典枚数は、A2(2枚)、B3(2枚)およびA3(6枚)の計10枚で、野鳥の種別は、アオバズク、コウノトリ、サンコウチョウ、チョウゲンボウ、ヤイロチョウです。
開催場所 : 秋川渓谷 瀬音の湯
休館日 : 9月10日
駐車場 : 135台(無料)
開催日時 : 2024年9月4日~9月29日
出展人数 : 9
総出展数 : 52
2022年8月15日、2022年9月9日(追記)に『日本鳥類目録 改訂第8版(日本鳥学会、2023)』に備えてというエントリーをして、その後の進展が見られなかった日本鳥類目録の改訂が動き出したようですので、触れようと思います。
正式には、『日本鳥類目録 改訂第8版(日本鳥学会、2024)』となる見込みのようです。
以下、多摩地区限定で観察可能と思われる野鳥を抜粋しました。
今回は、野鳥以外の写真および野鳥に関連する作品などの出展があるということで、正確には、『野鳥写真を楽しむ集い・外伝 第3回 作品展』ということになります。
個人的には、野鳥6枚と野鳥以外4枚の計10枚(判型にすると、A2(2枚)、A3(4枚)およびA4(4枚)の計10枚)ほど出展します。
開催場所 : 秋川渓谷 瀬音の湯 [駐車場アリ(無料)]
開催日時 : 2024年1月7日~1月28日
出展人数 : 6
総出展数 : 45
昨年開催の『野鳥写真を楽しむ集い 第1回 写真展』に引き続き、『野鳥写真を楽しむ集い 第2回 写真展』へ参加します。
開催場所は、前回と同様に瀬音の湯縁側ギャラリーとなります。
今回は、前回とは異なり準備期間に余裕があったこともあり、個人的な出典枚数は、A2(2枚)、A3(2枚)およびA4(4枚)の計8枚です。
また、こちらも個人的な試みではありますが、写真に添付するキャプション・ボードを簡素化し、冗長になりがちな部分(撮影データや機材データなど)をQRコードによるWEB対応とし、該当する野鳥の説明文や撮影時の状況などを付け加えようと考えています。
開催場所 : 秋川渓谷 瀬音の湯 [駐車場アリ(無料)]
開催日時 : 9月3日~9月28日
出展人数 : 5名
総出展枚数 : 43枚
この度、『野鳥写真を楽しむ集い 第1回 写真展』へ参加することとなりました。
開催場所は、瀬音の湯縁側ギャラリーとなります。つまり、温泉につからなくても観覧可能です。
ほぼ奥多摩と言っても過言ではありませんが、近隣へお越しの際、お立ち寄りいただけると幸甚です。
開催場所 : 秋川渓谷 瀬音の湯 [駐車場アリ(無料)]
開催日時 : 9月1日~9月28日
出展予定 : A3ノビ3点および四つ切りワイド3点の合計6点
赤字(取り消し線)と青字は、2022年9月9日に追記したものです。
2022年9月に日本鳥類目録の改訂が予定されていますしたが、新型コロナウィルスの影響によるところの諸々の作業の遅延により、1年間ほど延期になった模様です。
平たく言うと、「『日本鳥類目録 改訂第7版(日本鳥学会、2012)』から『日本鳥類目録 改訂第8版(日本鳥学会、2022)』に変わるよ!」ということです。
現時点では、第2回パブリックコメントの公表がされないままなので、そちらを待ちたいと思います。
第7版が出版された際は、かなり大幅な改訂が行われたこともあって、野鳥撮影を始めて間もない時期だったということを差し引いても、少なからず面食う場面もありました。
また、当時購入したばかりの野鳥図鑑が紙切れ同然になったことは言うまでもありません。そんな大幅な改訂のおかげで、「何故、ルリビタキやジョウビタキがツグミ科なんだ?」という「ヒタキなのにツグミ?」という疑問が解消されたのもこの時で、他にもその改訂内容を理解するにつれ、分類がスッキリしたような印象を受けました。
アオバズクは、2024年9月に出版が予定されている「日本鳥類目録 改訂第8版」(日本鳥学会、2024)では、フクロウ目フクロウ科アオバズク属に分類される鳥類として掲載されています。
学名は、 "Ninox japonica (Temminck & Schlegel, 1845)、英名は、"Brown Hawk Owl" となります。
夏季、繁殖のため日本列島に渡ってきます。関東周辺では、4月下旬頃からその姿を確認することができます。
営巣中の約53日間(抱卵期間の約25日間+孵化から巣立ちまでの約28日間)は、近隣の公園や神社などの身近な場所で観察が可能となります。
年 | 月日 | 概要 |
---|---|---|
2024 | 5/19 | 親鳥(片方)死亡確認 猛禽あるいはカラスの仕業? 以前、諏訪神社のアオバズクがツミに襲撃されたことがありましたが、対等に渡りあっているようにみえました。 もしくは縄張り争いで弱ったところを別の何かに襲撃された? ただ、19日夜半に降り始めた雨の中、アオバズクの鳴き声が微かに聞こえ、20日未明まで続いているようでした。 死んでいた個体は、これから営巣する個体かと思われますが、断定することを避け、今後の推移を注視したいと思います。 |
5/26 | 営巣木隣りのケヤキの樹上最上部に2羽並びを確認しました。おそらく、営巣直前のものと思われます。 死んでいた個体(5/19確認)については、縄張り争いに敗れた可能性があるということになります。 |
|
5/29~6/2 | 5/26と同様で、営巣木隣りのケヤキの樹上最上部での2羽並び状態継続中でした。 つまり、この時点では、抱卵していないということになります。 ただし、6/3は、雨天未確認。 |
|
6/4~6/5 | 抱卵開始 | |
6/29~6/30 | 孵化 | |
7/10 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/29(日の出前) | 巣立ち(1羽目) | |
7/29(日の入後) | 巣立ち(2・3羽目) |
年 | 月日 | 概要 |
---|---|---|
2016 | 7/15 | 巣立ち |
2017 | 《営巣なし》 | |
2018 | 6/25 | 雄が巣の近くの場所にとまり始めた日(孵化) |
7/13 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/24 | 巣立ち(1羽目) | |
2019 | 6/8 | 雄が巣の近くの場所にとまり始めた日 |
7/7 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/19 | 巣立ち(1羽目) | |
2020 | 《営巣なし》 | |
2021 | 5/20~25 | 雄が巣からやや遠めの場所にとまり始めた日(抱卵開始) |
6/17 | 雄が巣の近くの場所にとまり始めた日(孵化) | |
7/5 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/18 | 19時過ぎに1羽目と2羽目が巣立つ | |
7/19 | 19時30分頃に3羽目が巣立つ | |
7/20 | 19時00分頃に4羽目が巣立つ | |
2022 | 5/27~28 | 抱卵開始 |
6/19~20 | 孵化 | |
7/7 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/21 | 巣立ち(1羽目と2羽目) | |
7/22 | 巣立ち(3羽目) | |
7/24 | 巣立ち(4羽目) | |
2023 | 5/27 | 抱卵開始 |
6/19 | 孵化 | |
7/7 | 雌が巣穴から出た日 | |
7/18 | 巣立ち(1~3羽目) | |
7/19 | 巣立ち(4羽目[未確認]) |
【ニシオジ口ビタキとオジ口ビタキの違いについて】
ニシオジロビタキは、「日本鳥類目録 改訂第7版」(日本鳥学会、2012)において、検討中の種・亜種として記載されています。
学名は、 "Ficedula Parva (Bechstein, 1792)"、英名は、"Red-breasted Flycatcher" となります。
オジロビタキは、「日本鳥類目録 改訂第7版」(日本鳥学会、2012)において、数少ない旅鳥・冬鳥として記載されています。
学名は、 "Ficedula albicilla (Pallas, 1811)"、英名は、"Taiga Flycatcer" となります。
ただし、「日本鳥類目録 改訂第7版」(日本鳥学会、2012)には、「日本で越冬する個体のほとんどはニシオジロビタキとあるが,その確認はされていない」ということも記載されています。
当ブログにおいて、ニシオジロビタキは、学名の "Ficedula Parva" から「Ficedula(キビタキ属)の Parva(Parvaという種)」ということで、キビタキ属としています。
この2種は、それらの身体的特徴が似ている為、その識別(同定)がとても難しいとされています。
その理由として挙げられるのが、
[その1] ニシオジ口ビタキでも下嘴がほぼすべて黒い個体もいる(図表1参照)
[その2] オジ口ビタキでも下嘴の基部がわずかに肉色の個体もいる(図表1参照)
[その3] ニシオジ口ビタキでも上尾筒が黒い個体もいる(図表1参照)
などで、これまで識別(同定)に用いられてきた身体的特徴である下嘴や上尾筒の色に個体差が存在する為です。
つまり、この2種の識別(同定)を身体的特徴だけに依存すると、信憑性が欠けてしまうということになってしまうのです。
【識別(同定)する上での1つの指針】
では、どのようにして識別すれば良いのか? その1つの指針として、
[その1] オジ口ビタキは、数少ないが定期的な旅鳥として、春秋に主に日本海・東シナ海沿岸を通過する(図表1・2参照)
[その2] ニシオジロビタキは、数少ないが定期的な冬鳥として、本州以南に渡来し、春秋は日本各地を通過する(図表1参照)
という点に着目すると、
オジロビタキは、ノビタキやエゾビタキのような旅鳥。
ニシオジロビタキは、ルリビタキやジョウビタキのような冬鳥。
旅鳥、冬鳥の認識は、国内の地域によって異なりますが、関東周辺において、このような共通点が導き出されるのではないかと思います。
【識別(同定)を確実にする上でのもう1つの指針】
識別(同定)を確かなものにするために着目しなけばならない点が存在します。
それは、声についてで、冬の間であれば、当然、地鳴きということにります。
図表1の声の欄にあるように、
ニシオジロビタキの声は、5音程度からなり、擬音化すると「ジリリリリ」または「ビティティティティ」というもので、人間の聴覚で音の数の認識が可能となります。
オジロビタキの声は、10音程度からなり、擬音化すると「drrrrrrrr」というもので、人間の聴覚で音の数の認識が不可能で、ニシオジ口ビタキに似ているものの、それと比較するとテンポが2倍程度速くなります。
これだけでは、わかりづらい点も多々あるようにも思われますので、参考資料として、両種の越冬地でもあるインドで録音された、両種の声のリンク先を例示します。
参考資料
インドで録音されたオジロビタキの声(コーネル大学鳥類学研究所)
インドで録音されたニシオジロビタキの声(コーネル大学鳥類学研究所)
【日本列島で越冬する個体についての考察】
以前は、ウラル山脈の向こう側からどのような経緯でこの極東の日本まで飛来するのか、そのメカニズムは解明されていませんでした。そんな遠くから渡ってくることなど考えられなかった為です。そんな中、「日本列島から割と近い地域で、ウラル山脈西側の個体群とは別の極東固有の個体群が存在するのでは?」 という大胆な仮説まで浮上した程ですが、結局、そのような個体群は発見されていません。
その一方で、ニシオジロビタキが長い距離の渡りをするということは以前から周知の事実でした(図表2参照)。そんな観点から現時点(2015年5月)では、「長い距離の渡りをする野鳥ほど迷いやすい」 という仮説に対する信憑性が高まっている模様です。もちろん、ウラル山脈西側の個体と日本へ飛来した個体の身体的特徴が極めて酷似しているという点も後者の仮説を後押しすることとなっているようですが、今後、DNAレベルでの解析が進むにつれて、はっきりするのではないかと思われます。
また、ニシオジロビタキとオジロビタキは、ウラル山脈周辺で繁殖域が重なりますが、交雑は限定的のようです。
いずれにしましても、「日本鳥類目録」の次の改訂版になるであろう「日本鳥類目録 改訂第8版」(日本鳥学会、20??)において、何らかの示唆があることを期待したいところです。
種別 |
ニシオジ口ビタキ 漢字表記 : 西尾白鶲 学名 : Ficedula parva (Bechstein, 1792) 英名 : Red-breasted Flycatcher |
オジ口ビタキ 漢字表記 : 尾白鶲 学名 : Ficedula albicilla (Pallas, 1811) 英名 : Taiga Flycatcer |
---|---|---|
嘴 |
下嘴は基部側が肉色、先端が黒い。 オジロビタキほど頑丈に見えない。 下嘴がほぼすべて黒い個体もいる。 |
上下嘴とも黒い。太く頑丈に見える。 下嘴の基部がわずかに肉色の個体もいる。 |
上尾筒 |
最長上尾筒は暗褐色。 黒い個体もいる。 |
漆黒色(jet black)で、普通、中央尾羽よりも黒い。 中央尾羽と同程度の個体もいる (春の摩耗した個体は特に注意)。 |
雄成鳥の喉・胸 |
喉に赤橙色のパッチがあり、胸までおよぶのが普通。 胸の中央に灰色部がない。 |
喉の赤橙色パッチは小さく、上胸までしか至らない。 パッチ下側に灰色の胸帯がある。 胸帯の下側に赤橙色斑がある個体が稀にいる。 |
第1回冬羽・雌成鳥の体下面 |
胸・脇は一様に暖かみのあるパフ色。 喉はやや淡く、淡バフ色。 雌成鳥は春に白っぽくなる。 |
胸・上腹はバフ色味が乏しく、灰色か灰褐色。 喉は白く抜けたように見え、ルリビタキ雌タイプを思わせる。 |
第1回冬羽の大雨覆・三列風切羽先 |
スポット状にバフ色。 羽縁の模様は細い。 |
羽縁の模様は白っぽく、太い。 第1回夏羽になっても羽縁が残ることが多い。 |
第1回夏羽 | 大多数の雄が成鳥羽を獲得するのは第2回冬羽のため、ほとんどの個体は雌雄判別不可能。 | 雄第1回夏羽の頭の模様は雄成鳥に似て喉はすでに赤橙色のため、雌雄判別が容易。成鳥と比べ、幼羽が残る外側大雨覆に淡色の羽縁が残り、初列風切は摩耗・褪色し褐色味がある。 |
声 |
一度に5音程度からなる 。 「ジリリリリ」 または 「ビティティティティ」 と聞こえ、人間の聴覚で音の数の認識が可能。 ただし個体や状態により声の速さは変わり、判断が難しいことがある。 ムジセッカに似た 「チャッ」 という声を出すこともある。 |
10音程度からなる。 「drrrrrrrr」 と聞こえ、人間の聴覚で音の数の認識が不可能。 ニシオジ口ビタキに似るが、 それと比較するとテンポが2倍程度速い。 |
日本への渡来状況 |
数少ないが定期的な冬鳥として、本州以南に渡来し、春秋は日本各地を通過する。 人を恐れない個体が多い。 |
数少ないが定期的な旅鳥として、春秋に主に日本海・東シナ海沿岸を通過する。 冬季の記録は極めて稀。 落ち着きなく飛び回り、近距離で観察できない個体が多い。 |
繁殖地 | ウラル山脈の西側 (主にヨーロッパ周辺)。 | ウラル山脈の東側 (シベリア、カムチャッカなど)。 |
越冬地 | インド・パキスタン周辺、アフリカ大陸北西部の一部および日本列島太平洋側 | 東南アジアおよびインド周辺。 |
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